SMにまつわる主な相談内容と5感が与える快感
- SMにまつわる主な悩みは人間関係と自分自身の問題です。
人間関係はそのままですが、自分自身の問題とは自分に足りないものや自分の能力不足による不安や自分に対して納得のいかない事柄等が主な悩みとなります。
例えば自分の体が堅いから体を曲げる事が出来ないというのも1つの悩みですし、自分の理解力が足りないから人よりも劣ってしまうというのも悩みの対象となるのです。
ちょっとコアなお話しをしましょう、SM行為の中で最もメジャーであり尚且つ辛いイメージとして捉えられているのが鞭での調教という行為です。
鞭といっても様々な種類がありますので、音だけ派手であったり、音はしなくとも当たれば痣になってしまうものであったり種類は様々です、この痛みが快感となるM性癖の方は世の中に沢山いらっしゃいます。
しかし、その仲間に自分がなる為には痛みに耐える努力をしなくてはなりません。
では、痛みに耐えて快感を得ている人達はどのようにその体を形成していったのでしょうか?ノーマルな方やS側の方には皆目見当がつかないと思われますが、一般的にはこの痛みと快感は表裏一体とされています。
しかし、傍から見ればどう考えても痛みが快感になるはずがないとお考えになることでしょう。
そこで、カウンセラーはこのようにお聞きします。
あなたは目で見て耳で聞いて鼻で嗅ぎ分け、舌で味を知り触って感触を実感する(触覚)5感の持ち主ですね?その5感がもし、入れ違ったりしたらどうなるのでしょうか?皆さんもちょっと考えてみてください。
もし、見えるものが聞こえて匂うものが感じて、音を味わって触ると見えてしまう・・・5感を入れ替えたとしたならこのようなとんでもない状況になり、人間の体はパニックを起こすでしょう。
しかし、世の中には目が見えなくても耳が聞こえなくても目が見えている人と同じようにもしくは耳が聞こえている人と同じように行動する事ができる人が沢山おります。
これは1部の欠損器官があれば、その分他の器官の性能が一気に引きあがる為だという説があります。
では、上記を参考とした考えでもう1度鞭の痛みが果たして快感になりうるのかを考えてみてください。
快感とは5感の中で感覚(触覚)に分類されます、この感覚を薄くする為にはまず視覚で認識し、聴覚で聞くという2つの感覚作業で鈍さを作り上げます、この状態では感覚は非常に鈍い状態であり、見て聞いて安心している分、感覚がそれを当たり前と認識もするのです。
では、目を閉じて、耳を塞いだらどうなりますか?匂い、味、感覚の中で唯一鞭を受ける時に必要なのは感覚だけです、匂いも味も鞭には繋がりを持ちません。
つまり、感覚だけで鞭を受けたら人間はどうなると思いますか?これはお読みになっている方が考えている通り、非常に敏感になるというのが答えです、この敏感さというのは言ってみれば非常に鋭く、ちょっとの感覚でも俊敏に体に伝わる為、痛みも通常の数倍で感じられるはずです。
その後に目を耳を自由にしたら、同じ鞭を打たれても感覚が元に戻っている為に痛みは一気に下がります。
たったこれだけで自分の感覚を調整する事ができるのです、従って痛みを快感に変える事は自分の精神と体を繋げてさえいれば痛みと快感を入れ替える事など簡単にできるという事になります。
カウンセラーはここまでの専門的な説明を相談者にする事はありません、しかし相談者が自分でチャレンジしてその結果どのようになったのかをお聞きし、次に何をするべきなのかを自分で決めさせる事ができます。
相談内容は人それぞれです、個々に沿った答えを導き出す事、それがカウンセリングの目的です。
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